大弥奔帝國記録室

創作作品『単身神風』『金平糖』のキャラクター、世界観をまとめたサイトです

【登場人物】シャム【その他の作品】

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作者メモ

シャムは12月25日にままんが一人でトイレで産んだ 産んで流そうと思ったら意外としっかりした赤んぼで全然流れないしギャン泣きするからままんがキレながら泣きながら泣き止ませた 友達だと思ってた人はみんなパーティ行ってるし父親も知らないし独りで産んだ

シャムママ自身は泣きやませるためだけにシャムを育ててたし愛情云々については自覚をしてなかったし「なんで誰も助けてくれないの!!」ってずっと泣いてた ごくまれに行きずりの男が世話してくれることはあった

シャムの本名はミリィ シャムママが「父親がいねえクソガキ」って意味で名づけた でも本名で読んだことはほぼない

family が「father mother i love you」の略っていうおきれいな俗説から父親のfaを抜いた名前

シャムは言葉を覚えた時からままんにブン殴られて育ってるし 生き抜くのに必死だったけど 泣かないで意思疎通ができるようになる頃からままんが好きだったし 静かにいうこと聞いてたら基本的には怒らなかった(実際は無視されてただけだけど)から そういうものだと思って生きてた

でもたまにいいこにしててもままんに怒られてて そういう時は大抵「どうして私は泣いてても誰も慰めてくれないのに泣いてるアンタを私が世話しなくちゃいけなかったの!?」って泣いてて じゃあままについていてあげようって何があっても逃げないし助けを求めなかった

逃げないし助けを求めないし 泣かない ずっと笑っていてなんとか世話をかけないようにって思っていた でもたまに何笑ってるんだって怒られてはいた ままんはえっちするときに離れたがらないのを見てたから あんまり寂しそうにしていたらぎゅっと抱きしめてた

お互いにたぶん親子とは別の愛情があったけど もちろん親子だから特に進展もなかった でもまあお誕生日お祝いしようって思うくらいには愛情があったから 新しくぱぱになる予定だった人にシャムの誕生日を一緒に祝ってもらおうとした

でもそのお祝いが誕生日の祝いだなんてシャムは知らなかったし 当時はまだ文字も読めない 名前も呼ばれたことない 生まれた記録も残ってないし シャムママと男が死んでシャムが監獄に行ったからおうちも引き渡されているから シャムは自分の本名も素性もない

シャムはままんの泣いてる後ろ姿と潰れた顔しかもう覚えてない 収監当時くらいは覚えていたけど いろいろあってもう思い出せない

便宜上父親と呼ぶけど シャムが父親を殺すときには明確な殺意があったし 計画的…まではいかないけど たっぷりお酒を飲んでぐったりしてる隙を見計らって眉間に一撃 まともに立てないと予期した上で父親の反撃をかわしもう一撃

泡を吹き始めても攻撃の手を緩めることなく 倒れ込んだ頭に全力で何度も灰皿を叩き付け 完全に動かなくなってからもずっと殴り 体重を掛けて床に擦るように擂り身にして 灰皿が砕けて手がしびれるまで執拗に潰してた ってイメージ

別アカのふぁぼ数ヵ月遡ってたら「シャムは父親を殺したことについてはトラウマになるどころか快感だったので ドラマやケンカとかで撲殺するようなのを見たら寧ろムラッとする」って書いてあって戦慄してる